テレビで新米牧羊犬キューブデビューのニュースを放送していましたが、
私は5年くらい前に、ニュージーランドで牧羊犬の働く賢い姿を見て、とても感心したことを思い出します。
我が家のもかも時々牧羊犬のように、伏せの状態で待機して、何かを狙っているような格好をする時があります。
犬の習性って面白いですね。
新米牧羊犬キューブは、3歳の男の子です。
北海道東部、足寄町にある牧場で、1年間の訓練を経て今月デビューしました。
キューブの働く牧場は、13ヘクタールもある広い牧草地でです。
そこに600頭もの羊がいます。
朝のニュースで放送していたので、広い牧草地では羊の群れがのんびりと朝ごはんを食べているところでした。
のどかな風景でしたが、キューブがすごい勢いで羊に駆け寄ってきて、羊たちも一斉に走り出したので、静まりかえっていた牧場がメェ~メェ~と賑やかになりました。
キューブはたった1匹で600頭の羊を追いかけるんです。
羊の群れが、地平線から波のように押し寄せてくる中、ニュースでは可愛い羊の顔がアップで映し出されていましたが、それ以上に可愛かったのが子羊でした。
子羊がカメラに近づいてくる姿は、とても愛くるしくて、おもわず見とれてしまいました。
この春生まれたばかりの子羊は200頭近くもいるそうです。
真正面からの子羊の映像、すごくいいショットを撮影したカメラマンもあっぱれですね。
広い牧場の羊を人の手だけで移動させるのは大変なので、キューブのように牧羊犬の力が必要です。
でも牧羊犬は、勝手に動いているのではありません。
キューブに指示を出しているのは、牧場主でした。
犬笛という笛の吹き方で、右回り、左回り、前進、ストップなど犬に様々な指示を出して、羊の群れをたくみに操るのです。
キューブは1年間訓練をして、牧羊犬としての基礎的な動きを身に付けることができたので、今月めでたくデビューできたのですね。
この北海道の牧場では、この時期は朝と夕方2回羊の放牧をするそうです。
キューブもすごい運動量になりますね。
キューブのように若くないと難しいのでは?と思いますが、牧羊犬は何歳くらいまで働くのでしょうか?
牧羊犬と言えば、ボーダーコリーですよね。
ボーダーコリーは、多くの運動量が必要な犬種なので、ずーと牧羊犬として働いているようです。
キューブも10月まで朝と夕方、小屋に戻すため羊の群れを乱さないように、毎日羊を追いかけるのです。
牧羊犬ショーの動画
キューブはこの動画の場所より、もっと広いところで、すごい数の羊を追っていました。
迫力満点でした。
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